中学の頃の話
人間はやはり環境が大事なんだなと思った話。
中学生の時、自分は卓球部に入っていた。
「唐突だなー(笑)」
途中から部での活動そのものが好きになれず休むことが多くなった。
1,2ヶ月行かないこともザラだった。
そんなある日、部活仲間から部内での練習試合があり全員参加だから
出てこいと言われ渋々出ることにした。
「・・・そっか」
部活に出てはいなくても、個人的に自主トレだけはしていた。
当時何故か卓球は好きだったので壁打ちをして練習をしていた。
「呼んだ?」
練習試合当日、自分は同じ学年の人間と初戦で当たることになった。
彼は卓球がそれ程上手くはなかった。
が、1日も休まず部活に参加している真面目クンだった。
そんな彼と当たり試合が始まると、顧問が自分達の試合を見ていることに気が付いた。もちろん他にも試合をしているのに何故かその顧問は自分の試合を見ていた。
そんな中で、試合に勝ち顧問から何か一言コメントでもあるかなと少し淡い期待を抱いていたが、そんなものは直ぐに打ち砕かれた。
顧問の教員は負けた方に向かって
「お前、なんであんな奴にまけたんだ」
と、言い放った。
しかもコイツは女の教員。
英語の教員のくせして英語が話せないというクソ教員。
名前は佐藤ほづ(ず)る(漢字は失念)。
まぁ、今となっては言いたいことは分かる。
が、
この言い方は無いだろう。
仮にでも教育者を名乗るような輩が放つ言葉ではない。
正直、中学生だった自分は相当なショックを受けた。
その後の試合には出ないでそのまま帰ったのを覚えている。
あの後割と直ぐに退部届を出した。
周りにいる大人や同級生がクズすぎた。
やはり人間は環境が大事なんだなと思う。
環境が良ければどうとでもなるし、悪ければどんどん落ちていくと思う。
大人になれば環境はいくらでも変えられる。
転職したり、引っ越ししたり、友人関係を変えたり…等など。
でも、未成年の時はそれはなかなか難しい。簡単には出来ない。
自分が通っていた中学校は荒れに荒れていた。
圏内では有名な荒れている学校として有名だった。
毎日誰かが喧嘩をしているのは当たり前。
教師が生徒を殴る、生徒が教師を殴る。
恐喝、暴行、タバコ、シンナー、窃盗などなど上げればキリがないくらい。
まさに修羅の国・・・。
風の噂では何人かは本職に就いたという人もいるらしい。
また、何人かは成人してからだが、逮捕され新聞にも掲載されたこともある。
少年鑑別所に行った人間もいる。
妊娠した女もいた。
一学年に不登校者が何人もいた。
他校の人間が通っていた学校に来て乱闘になったこともある。
卒業式に私服警官が来たこともある。
正直、あまり、というかかなり悪い教育環境だったと思う。
なので、いつも授業は出来ていなかった。
こんな状況の中で勉強をするのも結構キツいなと今考えても思う。
今思うと学校や教育委員会は何をやっていのかと本気で思う。
教員だって公務員だ。事なかれ主義なのは分かる。
でも異常過ぎた。ただ嵐が去るのを何もしないで見ていたようにしか思えない。
教育や環境ってのは本当に大事だと思う。