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「遠くへ行きたい」

今週のお題「遠くへ行きたい」


遠くへ行きたい

このタイトルでまずピンと来たのは永六輔作詞中村八大作曲の名曲。歌はジュリー藤尾

これがまず頭に浮かんだ。

この歌にはちょっと思い出があり、2016年7月7日永六輔氏は逝去 された。
その1週間くらい前からなぜだか無性にこの歌を聴きたくなり日に30,
多い時では40回以上リピートして再生していた。
その時はなぜそんなにも毎日この曲を聴きたいのか全く分からなかった。
一種のトランス状態に陥っていたのではないかと思う。
今でも覚えている。
7月11日、非常に暑い日だった。
少し遅い昼休憩を車の中で取っているときTBSラジオのニュースから永六輔
亡くなったという訃報が飛び込んできた。
正確には7月7日に亡くなっていたのだが、メディアの報道は11日のその日だっ
た。
当たり前だが、自分はこの日まで永六輔氏が亡くなったということは一切知ら
ない。
メディアの人間でもないし、氏の親族でもないのだ。
体調が悪いことは知っていたが、まさか亡くなるとは思わなかった。
今でも思う。この不思議な出来事は何だったのだろうかと。
この日までの約1週間余りの間、自分は永六輔氏が作詞した「遠くへ行きた
い」を
多分200回以上は聞いたと思う。

そしてそれはその日の夜にも起きる。

本当にその日は暑い日だった。今でも覚えている。
ただ、その年は例年よりゴキブリが多く出てたこともあり、網戸にしないで
窓を閉め切って寝たというのを覚えている。
0時を回るか回らないかの時刻だった。
そろそろ寝ようと思い布団に入り目を閉じていると、
どこからかオルゴールの音がする。
隣の部屋からだろうなと思っていた。
が、非常に鮮明に聞こえる。
自分が寝ている半径50センチくらいの距離だ。非常に近い。
なんか懐かしいようなそんな感じの音楽だった。
ただもうあまり覚えていない。
2,30秒ほど流れていたように思う。
そのあと一瞬人の気配がした。
あれは今でもはっきり覚えている。
自分が寝ている隣を誰かが横切った。

次の瞬間

「これでおしまい」

という声がした。
男の人で老人の声だった。
そして、その声は永六輔氏の声にそっくりだった。
いまだに思い出してもなにがなんだかサッパリ分からない出来事だった。

心霊体験といっていいのか何なのかよく分からないが
自分は誰かが死ぬ前にその人が現れたことが何度かある。
もちろん意識なんてしたことない。で、これが起きるとひどく身体がだるくなる。
自分の意志ではどうにもできないおかしな能力なのだ。